地質調査とは
地質調査は、各種構造物の建設、環境保全、地盤災害対策または構造物の維持管理などのために対象地盤の地質構造と工学的性質を明らかにするとともに、基礎知識として地質学、土木工学などの基礎資料を提供することを目的に行います。
調査は、計画される予定位置に於いて、テストボーリングを実施し、深度1mごとに標準貫入試験(JIS.A.1219)を併行して、あらかじめ当該地の 地盤構成や相対的な硬軟・密度、更に地下水位や支持層を明確に把握し、設計・施工の基礎資料に供することを目的として実施します。
また、基礎地盤が軟弱層で構成される場合は、すべり破壊の検討に必要な試験、三軸圧縮試験を行い、強度定数(粘着力、せん断抵抗角)を求め設計の資料となります。
巨大な構造物を半永久に保ち、それを安全に支持する地盤を確認することを目的とします。そして、施工技術の目覚ましい発展と多様化のなかで基礎体と地盤 とが調和と協調を保持することを探求し計画対象にあわせて多様な手法で即応します。
下の写真は、当社で調査しました完成後の永の前入沢堰堤です。
完成後の永の前入沢堰堤
ボーリング調査 |
室内土質試験(三軸圧縮試験機) |