小型/軽量/高性能の3Dレーザースキャナー「Trimble TX5」
質量わずか5kgという超軽量/コンパクトさに加えて、1秒間976,000点という高速スキャニングと水平360°/鉛直300°という極めて広いスキャン範囲で三次元計測を行います。
・本体重量 5.0kg
・スキャニング範囲、水平360°/鉛直300°
・測距精度 ±2mm
HIGH-DEFINITION SURVEYING (高精細空間測量)
ライカHDS3000を使い、測量・計測にメリットの高いソリューションを提供します。
3Dレーザースキャナー測量は、レーザー光線で対象物をスキャンし得られる点群の3次元座標データから3次元CADモデルを生成するシステムです。
プラント設備や車輌・船舶・航空機などの形状を3次元CADモデル 化したり、道路、橋梁、トンネルなどの現況図を高精度で効率的に作成して、保管管理、改造・更新計画に利用できます。また、遺跡や文化財、森林や岩肌など 自然の姿を3次元CADモデル化してコンピュータに取り込めるので、維持管理、防災計画はもちろん、CG、VRなど幅広い用途に適用できます。
事例紹介
当社では、最新の三次元レーザースキャナー計測技術を用いて計測することにより、従来の測量では難しかった、詳細な三次元データの取得を行なっていま す。
計測データは、デジタルデータとしての記録・保存をはじめとして、平面・縦横断図等の各種図面、三次元CADデータ、住民説明等のプレゼンテーション用 動画作成など様々な用途に利用可能な基礎データとして利用が可能です。
南アルプス市芦安 土砂崩落現場
2006年7月下旬に山梨県南アルプス市芦安で発生した土砂崩落現場おいてレーザースキャナー計測を行いました。
崩落現場 |
計測データ(点群表示) |
崩落規模は、幅40m、長さは100m以上です。 崩落した土砂が下を通る県道南アルプス公園線を完全にふさいでいました。
急傾斜法面や災害復旧の対象となるような法面では、測量作業員が直接現地に立ち入ることは多くの危険性を伴う場合があります。
3次元レーザースキャニン グシステムは、離れた位置から地形の3次元位置データを取得し、これを汎用3次元CADを経由して簡単に平面図、横断図に加工することが可能となります。 また、これらの法面は定期的な観測を行うことにより、様々な変状の経過を観測できるため、崩壊等に対する予防保全データを詳細に取得できます。
春木川第一砂防堰堤(砂防事業)
計測データ(点群表示) |
モデリング処理 |
砂防事業におていは、河床変動の把握、崩壊地・急傾斜法面の計測、浚渫(しゅんせつ)工事・砂防堰堤及び護岸工事の施工管理などに活用できます。